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「 覚悟の証明 」
しわす!
今年2回目のブログを書いております、メロフォンパートのりんこです!
どうしても書きたくて、ブログ担当の特権を使って勝手に書いています笑
まもなく2026年。
皆さんは来年、どんなことに挑戦しますか?
学業、仕事、趣味。
入学や就職など、人生の転機を迎える方も多いかもしれません。
私は今、社会人5年目。
仕事ではある程度の裁量を任され、次の飛躍を期待される立場になりました。
そんな年に、私は仕事とは直接関わりのない、“完全に趣味”であるマーチングに、生活の8割を費やしてきました。
1回目のブログにも書いた通り、今年は「なんだってやる覚悟」で挑みました。
大人になった今だからこそ決めた覚悟と、その中で感じたことを綴ります。
2026年、これを読んでくださった方が「自分も頑張ってみるか」と思っていただけたら幸いです。

覚悟その1
実は私、2025シーズン一発目のブログを書かせていただいたのですが、その時はトランペットパートのりんこと名乗りました。そう、今年人生で初めてメロフォンにチャレンジしたんです。
10年以上吹いてきたトランペットを置き、メロフォンを手に取りました。
他のメンバーからしたら「りんこさん今年メロなんだー」くらいの感覚だったかもしれませんが、実は1か月以上葛藤した上でのメロでした。
今年のメロフォンパートは5/8がルーキー。しかも、メロフォンが初めてなのは4/8、マーチングが初めての人もおり、言葉を選ばずに言うと全国を抜けるにはかなり厳しいメンバーでした。
特に他のパートがゴリゴリの経験者やベッツで構成されており、力の差も歴然でした。
やや傲慢な考えではありますが、今年ぶっちぎりで全国に行くためにもブラスのバランスを保ち、他パートと対等になる為には私がコンバートするしかないと思いました。
でも、昨年トランペットで行けなかった全国にトランペットで行かないのか?
ラストさいたまをメロで行くのか?
いろんな感情を整理して、でも全国に行くため。
覚悟を決め、メロフォンでシーズンインしました。
いざ始まると、まーーー大変!笑
初めてのメロは、まず吹き方が分からない。
MMをしても楽器の長さが違い、楽器を構えたらマウスピースが遠いんです。
小学生から楽器を吹いてきましたが、久しぶりに本気でまずいと思い、練習をしました。
またパートではマーチングの「マ」の字から教え、楽譜もテンポを100落として練習して、時々口調が荒くなり強い言葉をかけてしまっては反省の日々。
毎週ブラスミュージックのテックにどうしたら良いか相談し、とにかく必死にメロパートを育てました。
大会が近づいていく中で、他のパートはだんだん曲が仕上がっていきますが、やはりメロとは差が広がっていきます。正直焦りと不安とプレッシャーで押しつぶされそうでした。
――――自分が何とかしなきゃと、、。
ただね、そう思ってたんですが、メロフォンパートの子達、
ほんっっっとうに努力家さんなんです!!!!
アドバイスしたらちゃんと練習してきて、次の練習では成長してて、、!
気が付きました。私一人で頑張っても空回るだけだと、この子達を信じて頼らないとって。
そこからはビジュアル面を後輩に託し、ミュージック面だけ見るようにしました。
だんだん私が居なくても、メロで集まって意見交換して練習してる姿を見て、本当に嬉しかった。本当に最後まで食らいついて来てくれた皆には感謝です。
そして、「この子達を全国に、さいたまスーパーアリーナに絶対連れていきたい」という想いが日に日に増していきました。


覚悟その2
恐らく今年メンバーの中でも1番、本当に沢山の仕事をしました。
今年のドラムメジャー、そして全体リーダーになったしんや。
彼ね、本当に凄いんですよ。常に1個先のことを考えていて、連絡が来る度「そんな所まで考えてるの凄いな」と驚いてました。(彼は簡単なことしか出来ない人間だと気付いたとか言ってましたが、そんな事ないよ!!!)
しかも、言ってしまえば全体リーダーとして全責任を背負っている状況。プレッシャーも凄かったと思います。
―――私の覚悟は、そんなしんやの右腕になることでした。
とにかく、しんやが自分の仕事を全う出来るように、思いつく限りのサポートをしました。
平日仕事の昼休みや帰宅後などあらゆる時間で予定を作成し、遠征のしおりや動線図を作りました。
SNSチームでは動画も作ったり、ブログを上げたり、「本当にこれ全部しんやがやってたの?バケモンすぎる!」とひぃひぃ言いながら仕事を奪いました。
本当にドリスカのことを考えない日は1日もなかったです。
しかも、これにプラスして自分の練習、正直しんどかった!!
それでも最後までやり抜けたのには理由があります。
まずは、ここで妥協したら後悔すると思ったからです。
昨年ビジュアルセクションリーダーとして不甲斐ない、本当に不甲斐ない結果をもたらして。皆に合わせる顔が無いくらい申し訳ないという気持ちしかありませんでした。
今年はもう私にはその資格は無いと、尊敬するベッツ、信頼している後輩にお願いし、その任から降りました。
残された自分に出来ることは、昨年の反省も全部踏まえてリーダー達をサポートすることでした。メンバーが最高のコンディションで大会に挑める為にどうしたらいいのか、各セクションリーダーが練習内容を考えるならそれをどう予定に当てはめるか、それらを考えることが私の贖罪でもありました。
そして何より、メンバーから
「予定表見やすくなったね!」
「動線図マジですごいわあれ」
とお褒めの言葉を貰えたのが、とにかく嬉しかったんです!
努力はきちんと自分に返ってくるんだなと実感しました。

そんな2つの「覚悟」を持ち7ヶ月が経ち、九州大会を迎えました。
見違えるように成長したメロフォンメンバーと共に、入念に組んだ予定、誰も迷子にならない動線図を携え島原へ。
フロアに入ったとき、あぁこれは勝てるなと早々に思いました。
ここまで蓄積された練習量による自信とメンバーの全国への想いをひしひしと感じ、不思議と「このメンバーなら抜けられる」という期待で満ち溢れていました。
メロフォンメンバーの顔も緊張はあるけど不安は無さそう。よし、いける。
勝負の本番。静かに熱く、でも言われたことは徹底して守る。
どんな練習よりも最高の出来でした。
表彰式。ドリスカの名前が呼ばれたときにまず思ったのは、「皆を全国に連れていけてよかった」という感情でした。
指導者でも何でもないのに烏滸がましいのですが、自分が行けた喜びよりも、今年のメロフォンメンバー、昨年行けなかったみんなが全国に行けるんだという安堵の方が大きかったです。
と同時に、自分の覚悟の結果が返ってきたなと報われた気持ちでした。

そして時は早いもので、12月7日の全国大会。
フロアに入った瞬間、「やっと帰ってきたんだ」という実感と高揚感で笑いが止まりませんでした。今シーズン初めて自分の事で喜べた瞬間でもありました。
大入りの客席に向かって「ドリスカが返ってきたぞ!!」と思わず声が漏れてました笑
入場前、マーチング初心者だったメロのルーキーと握手して「本当によく頑張ったな」と人知れず泣きそうになり、10年前一緒に高校でプレイした後輩と「10年ぶりだな」と感慨深くなり、あっという間に本番を迎えました。
シーズン初日から吹き続けたファーストプッシュ、何十回と練習したメロフォンフューチャー、オーディションで勝ち取ったソロ。
チャンクが一つ一つ終わっていくたびに「これで本当に最後なんだ」と寂しくなりました。
ドラムソロ。1人だけ諸事情で全国大会に出れなかった子(るんるん)と本来戦うシーンでは「るんるん行くぞぉぉぉ!!」と叫びイマジナリーるんるんを召喚しました笑
(目の前にいたサイド席の人には聞こえたかもしれません笑)
そしてカンパニー前のミュージックリーダー達の「エアスピード!!!」という声掛けで走馬灯のようにシーズンの思い出がよみがえって感極まり、気が付いたら終わってしまって、大歓声を浴びていました。
九州大会では安堵の方が大きく涙が出なかった私ですが、全国大会を終え退場の時、初めて涙を流しました。
「これで終わりなんだ」
本番の達成感と最後のショーの寂しさ、そしてもうあのきつい日々を過ごさなくて良いんだという解放感、全てが入り混じり泣いていました。
語りたいことは山のようにありますが、やれることは全部やり尽くし、楽しくて仕方がない最高の全国大会でした。

覚悟を持ってのぞんだ2025シーズン。
私の覚悟の証明は、全国大会の演奏演技に全て詰まっています。
これまでのマーチング人生において、昨年からの軌跡も合わせて過去最高のマーチングシーズンでした。
最後にこのブログを読んでくださった方。そして未来のドリスカメンバーへ。
私の覚悟の1年はいかがでしたか?
本気で何かに取り組むことは、大人になるにつれてどんどん減っていきます。
でも努力できるって凄いキラキラしていて他には代えがたい貴重な物です。
初めて見学に行った日、メンバーにこんな質問をしました。
「ドリスカって本気なのか遊びなのか分からんな、どっちなん?」
今ならハッキリ分かります。
「本気でマーチングをするし、全力で楽しむ、両面を兼ね備えた団体です」
たった3年しか所属してないですが、ドリスカには沢山の思い出と経験を貰いました。
この3年、綺麗事ばかりではありませんでした。
ただ、そんなきつい思い出も楽しい思い出も、いつか糧となり人生を豊かにします。
近い将来、一緒にマーチングが出来る日をお待ちしております。
本当の最後に。
今シーズン共に戦った相棒しんや、毎週車で話を聞いてくれたこうがみさん、メロを育てるため助けてくれたりんたろう・みぃ・たおくん、まだ教わりたい年齢なのに一緒にメロを引っ張って教えてくれたしらい、すーぐ抱きついてくる昨年のトランペットメンバー、頼りになるタメ達、そして一つの音になったメロフォンメンバー。
名前をあげたらキリがないけど、沢山喋って笑って泣いてふざけて真剣に戦ったメンバーのみんなに、心からの感謝を。
した!



FUKUOKA DreamScouts performance corps